獄寺「悪い、遅れたな・・・」

間男「おかーさんってばおそぉい!まーくんもう始めちゃったよぉ☆」

獄寺「誰だっ!?ってか、誰がおかーさんだっ!」

間男「えー?俺が俺以外に誰に見えるんだよぉ。あと、おかーさんは隼人のことだって」

獄寺「・・・レゼルヴ・ド、ラヴェイが4本・・・俺30分しか遅れてないよな・・・?」

間男「おかーさんが来てくれないから寂しくてぇ・・・まーくんドンペリのゴールド4本も空けちゃった☆」

獄寺「あーあー、見えてるよ。ばっちり見えてるさ、ドンペリゴールドのレゼルヴ・ド、ラヴェイが4本も空いてんのがな・・・」

間男「おかーさん?」

獄寺「っこの!!目を覚ませあほっ!!」

間男「ぶへっ!!」



閑話休題。



間男「あー・・・素晴らしいストレートでした」

獄寺「・・・ったく、ドンペリのゴールドがいくらすると思ってんだ」

間男「本当はさー、ドンペリのプラチナを探してもらおうかなーと思ったんだけど、流石に1本10万を超えるのは可哀想かなーって」

獄寺「塵も積もれば山となる、なんだよっ!!新しい奴開けたから、計50万はくだんねぇじゃねぇか!」

間男「やったね!」

獄寺「あーそうかそうか。そんなにもストレートがほしかったか」

間男「ごめんなさい、おかーさま」

獄寺「・・・だから、おかーさまって・・・いや、もうどうでもいいけど・・・」

間男「人生諦めが肝心だよなー」

獄寺「お前に言われたくない」

間男「ひっどぉい!だってさぁ、あきらめたらそこで試合終了じゃんかっ!ネバーキブアーップだよっ!」

獄寺「知るか、この酔っ払いっ!」

間男「まぁまぁ、おかーさま。これでも飲んで落ち着いて」

獄寺「・・・ちょっと待て。何で今栓を開けてる・・・」

間男「あ、もう一本追加お願いしまーす」

獄寺「ドンペリのゴールドばっか呑んでんじゃねぇよっ!」

間男「だってぇ!経費で落ちるって武が言ったんだもん!」

獄寺「経費で落ちるか、阿呆がぁああああ!畜生、全部雁首揃えて請求してやるからな!」

間男「や、やだぁああ、おかーさまぁああ!」

獄寺「ええい、腰にすがりつくなっ!こんな酒癖の悪い子ども育てた覚えはねぇよっ!」

間男「酷いっ!僕の存在を否定するんですね、お母さんっ!虐待だ!虐待だぁあ!僕はこんなにもお母さんを愛しているのにー!」

獄寺「うすらざむいこと言ってんじゃねぇえっ!!ああもう、いいからもう呑むのはやめろっ!」

間男「あうっ!ひ、ひどい・・・俺のレゼルヴ・ド・ラヴェイが・・・っ!」

獄寺「あーあー、また今度な。今日はこれでおしまい、な?」

間男「ぐすん、ぐすん・・・うん・・・。っていうか、これ・・・ぐすん・・・あんまり対談になってない・・・ぐすん」

獄寺「自覚あるんならベロンベロンになるまで飲んでんじゃねぇよっ!」

間男「だっておいしいしお母様遅いんだ・・・も・・・ん・・・・・・」

獄寺「・・・おい?おい、どうした・・・って、寝てやがる・・・」

間男「ぐー・・・すかー・・・」

獄寺「・・・ひょっとして、俺が払って連れて帰るのか・・・?」






獄寺隼人と一緒。



( 結局そのあと計60万ほどを支払ったあと、ちゃんと部屋まで連れて行って布団をかけてあげました )