※骸×髑髏要素があります


髑髏「・・・これ、どうぞ」

間男「うわーお、思いっきりドンって置いたなぁ・・・。って、えーっと、ワイン?」

髑髏「うん」

間男「クロームってワイン好きだったっけ?おぉ、ロマネ・コンティ・・・!」

髑髏「骸様が・・・」

間男「うん?」

髑髏「ワインが私に似てるって・・・。年月を増していく事に、深く美しくなってくって・・・」

間男「あー・・・はい、ごちそうさまです」



閑話休題



髑髏「まーくんは・・・」

間男「クロームまでまーくんなのか・・・いや、いいんだけど」

髑髏「どうして、ハルを好きなの?」

間男「ん?」

髑髏「悲しそうな顔を見て気になって、好きになったって聞いたけど、でも、それは庇護の感情とは、違うの?」

間男「うーん・・・なんていうかさ。ある意味庇護の感情なんだとは思う。けど、胸が高鳴って、触れたくて触れたくて、薄暗い欲がどろどろと溢れだしたら、きっとそれはもう恋なんだと思うよ」

髑髏「・・・」

間男「好きになるのなんて、理由はいらないからさ」

髑髏「私は、骸様が私を必要としてくれたから、あの人の手を取ったけど・・・でも、」

間男「それと、好きって感情とは別だろ?」

髑髏「うん・・・」

間男「多分さ、好きになるのに時間も理由もないと思うんだ。ただ、感情がそうなるかそうならないかなだけで。クロームも必要とされて嬉しかったって感情と、好きって感情は別だろ?」

髑髏「・・・うん」

間男「だからさ、迷うことなんてないって」

髑髏「!」

間男「いいんだよ、その感情のままに生きたって。まぁ、それで成功するか失敗するかはわかんないけどさ」

髑髏「・・・でも、きっとハルは、嬉しかったと思う」

間男「・・・うん。ありがとうって、言ってくれたよ・・・。凄い、嬉しかった」

髑髏「うん。私もきっと、誰かに愛されたら嬉しいって思うわ」

間男「はは、ありがとう。・・・骸は?今眠ってる?」

髑髏「うん。まーくんだから、自分がいなくても大丈夫だって・・・」

間男「そっか」

髑髏「・・・ふふっ」

間男「ん?」

髑髏「顔がにやけてるわ」

間男「・・・おっと」






クローム髑髏と一緒。



( 恋が始まるそのきっかけは )